京の七夕5会場の比較
京都の七夕は8月に各地で夜のイベントが行われます。
人はものすごく混むというほどでもなく、適度な数である事が多いです。
それもそのはずで、京の七夕の各会場でのイベントは範囲としてはそれほど盛大に行われているものでもないので、人数も多過ぎず少な過ぎずになるのもうなづけると思います。
屋台が出ていたり、川床が出ていたり、イベントのようなものが行われていたりと、場所によって違いがあり、各会場でかなり雰囲気が違うので自分にあったものを選ぶのがいいでしょう。
場所は複数あり、下記のようになります。
・鴨川会場
・堀川会場
・二条城会場
・梅小路公園会場
・北野天満宮 北野紙屋川会場
それではそれぞれの会場がどのようなものなのかを解説していきます。
鴨川会場
四条大橋の下にある鴨川をイルミネーションや短冊などで飾って三条の方まで鴨川沿いを歩くような造りになっています。
四条の各お店の川床などもあり、提灯や街の光と相まって、良い雰囲気が味わえる場所です。
夜の鴨川付近はストリートミュージシャンなどもいるので、音楽も聞こえてくるなど、良い夏の雰囲気があることや、四条通りなどのすぐ近くなので夜でも活気のある街に立ち寄ることもでき、飲食にも困りません。
四条近辺の昼の観光などとは違った雰囲気を楽しみたい人には良い場所と言えそうです。
堀川会場
二条城の前にある堀川通り(水路)の中で七夕用の飾り付けやイベントが行われるのが京の七夕の堀川会場です。
イルミネーションや灯篭などが好きな人には良い場所で、一方通行に進みながら、それぞれ各種イルミネーションや灯篭などの明かりが楽しめるスポットになっています。
また、進んでいくと和尚さんなどが怪談を行っていたり、テレビ撮影など、他とは違う催し物が行われているのも特徴です。
それほど数は多くないですが、屋台なども出ているのと、階段を上がればすぐに道路があり、街中でもあるので飲食店などが点在していたりもします。
時間がある人は二条城とセットで楽しむ事ができる位置にありますが、二条城側から一方通行でわりと長い距離を歩くので、堀川会場を見終わると二条城から割と遠い位置に出ます。
そこから戻る事も考えると、先に二条城の京の七夕を楽しんで、堀川会場を楽しみ、その後帰宅するというのがルート的には良いのかもしれませんね。
どちらも意外と時間を使う事を想定しておくといいでしょう。
二条城
京の七夕の二条城は各所がライトアップされていて、お店も出ています。
造りとしては夜桜の時と所々似ていますが、桜がある方には行かず、入り口から唐門を通り、ニ之丸庭園
岡崎会場
岡崎会場は平安神宮の前で七夕イベントが行われています。
平安神宮の大鳥居と平安神宮の直線上にある場所で、平安神宮の目の前から蔦屋などがある辺りで屋台や音楽のイベント、小物を売るテントなどが立ち並びます。
また、人も多過ぎず少な過ぎず、時に生演奏が聞こえたりする雰囲気の七夕イベントですが、短冊は見当たらず七夕感は他の会場より薄め。
近くに蔦屋やスターバックス、レストランがあるので、そちらで食事や本・コーヒーなどを楽しむ事もできるのは、京の七夕以外でも便利なスポットといえるでしょう。
夜の平安神宮や大鳥居も見慣れている人はそれほどでもありませんが、観光できた人にはとても風情のある催し物だと感想をいただいたので、レストランなどと絡めることで、デートなどにも使える場所です。
梅小路公園会場
他の会場と比べて最もシンプルな造りという感じでしたが、水族館がテンションが高く人の入りも多め。
それとは対照的に公園部分は人気が少なく、カップルばかりがイルミネーションや薄暗いベンチや芝生でゆったり話しているという雰囲気でした。
一番物足りない場所と思いがちですが、京の七夕がメインではなく、二人の時間をじっくり深めるデートには良い場所とも言えそうです。
場所的に京都駅の近くですが、すぐ近くというわけでもなく少し歩きます。
京の七夕とは関係ありませんが、京都駅の上にも夜にカップルがデートしているような場所があるので、そういう場所が好みな人は両方チェックしてみると役立つと思います。
北野天満宮 北野紙屋川会場
夜の北野天満宮がライトアップされて短冊なども合わせて神社として美しく夜に映えます。
北野天満宮はそれほど広い場所ではないので、すぐに見終わるといえばそれまでですが、神社が好きで夜の神社に興味がある人には良いスポットと言えるでしょう。
行事に参加することもでき、水に入りながらロウソクを運ぶ行事などは家族・恋人・友達同士などで静かに盛り上がっていて、良い思い出作りになっていそうでした。
帰りに道路から五山送り火の一つの『大』の字が見えるなど、少しお得感のあるスポットでもあります。