縁切り神社「安井金比羅宮」の形代の書き方を解説
京都の安井金比羅宮は縁切りと縁結びで有名な神社です。安井金比羅宮の名物といえば悪縁を断ち切り良縁を結ぶと言う御札が大量にはられた石の穴でしょう。
これは縁切り縁結び碑(えんきりえんむすびのいし)と言われるもので、よく京都の観光雑誌などにも載っていますね。この石は中央に亀裂がありそこを使って神様の力がその下の穴に注がれていると言われており、穴をくぐることによってその力を受け、悪縁が切れ良縁が結ばれると言われています。それでは参拝方法から解説していきます。
縁切り縁結び碑をくぐる手順(参拝方法)
実際に縁切り縁結び碑をくぐる手順(参拝方法)を解説していきます。
1. お志を賽銭箱へ入れる
手順としては、まずお志100円程度を賽銭箱に入れます。
2. 形代に願い事を書く
次に形代(かたしろ)と言われる身代わりの御札に願い事を念じながら書きます。この形代には切りたい縁と結びたい縁について自由に書けば良いだけです。特に決まりはないので楽に書くことができます。また名前や住所を書いている人もいますが、これも自由となっています。
3. 縁切り縁結び碑を潜る
形代に願い事を書いた後は、形代を持って願い事を念じながら縁切り縁結び碑をくぐります。穴に入る方向は悪縁を切ると言われる表の方向からですね。
そして次にそのまま表の方向へ穴をくぐる事により良縁を結ぶことになります。
4. 形代を縁切り縁結び碑に貼る
穴をくぐった後は、形代にのりをつけて縁切り縁結び碑に貼り付けます。
以上が縁切り縁結び碑の手順となっています。
まとめと縁切り縁結び碑をくぐる際の注意点
手順をまとめると次のようになります。
実際に潜ってみると分かりますが、この穴はかなり小さいです。普通の成人男性なら通ることはできますが、太っている人は通り抜けることができない様なサイズの穴なので無理はしないようにしましょう。また、ミニスカートを履いている女性は縁切り縁結び碑をくぐる際は気をつけた方が良いでしょう。意外と下着が見えやすく、縁切り縁結び碑をくぐるの際に願い事どころではなくなる可能性があるからです。
その他、土日は行列ができるほど混んでいることが多く、縁切り縁結び碑をくぐるのに時間がかかると思います。ただ平日は意外と空いていることが多く、あまり並ばずに見ることができる日が多いでしょう。
安井金毘羅宮の絵馬の内容は強烈
安井金比羅宮は縁切り縁結び碑が有名ですが、絵馬などを見てみると強烈なものがありより印象深い神社に感じるかもしれません。ストーカー被害や別れたい恋人、浮気している旦那などと縁が切れる様にリアルに強烈な内容の絵馬がたくさんあります。
中には実名が書かれていて心底憎んでいる様なことが書かれているなど、楽しく京都観光をしている場合はその強烈さに圧倒されるかもしれません。
安井金毘羅宮の御朱印
安井金比羅宮の御朱印は、お土産などが売っている縁切り縁結び碑近くの建物で書いていただけます。
安井金比羅宮の歴史(押すと開閉して読めます)
安井金比羅宮は第38代天智天皇の時代に藤原鎌足が仏堂を建立、藤寺と号したのが始まりです。
1695年(元禄8年)には太秦安井(京都市右京区)にあった蓮華光院に移され、崇徳天皇や讃岐にある金刀比羅宮から勧請された大物主神・源頼政公を祀り、安井の金比羅さんと呼ばれれるようになった経緯があります。
縁切り神社と呼ばれるのは主祭神の崇徳天皇が由来となっており、縁切り縁結びの碑(えんきりえんむすびのいし)に形代というお札を貼ることで、悪縁を断ち、良縁を結ぶと伝えられています。
安井金比羅宮へのアクセス
安井金比羅宮の最寄り駅は、祇園四条駅や清水五条駅となっています。意外と分かりにくい場所にあるので迷う人もいますが、大通りを通っていけば鳥居が見えるので分かりやすいと思います。
- 住所:京都府京都市東山区下弁天町70
- 最寄:京阪本線祇園四条駅下車、徒歩やく10分
- バス:市バス「東山安井」下車、徒歩やく2分
- 電話:075-561-5127
安井金比羅宮の近辺には建仁寺や六道珍皇寺が近くにあり、少し歩くと八坂神社や高台寺などもあります。