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石清水八幡宮の歴史と人物でわかる八幡とは

2019/09/12
 
石清水八幡宮
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この記事を書いている人 - WRITER -
京都に住みつつ、観光スポットを100ヵ所以上巡ってみました。同じ場所にも何度も行ったり、鴨川でのんびりしたりと京都を満喫。歴史や神社・お寺や日本の知識なども加えて、観光に役立つわかりやすい情報をご提供できればと思います。

石清水八幡宮は“いわしみずはちまんぐう”と読みます。八幡駅が最寄り駅になっており、八幡駅を降りてすぐ右てに男山ケーブルと言うものがあります。このケーブルカーを使って行くと、すぐに男山の上に上がれるので、10分もしないうちに石清水八幡宮へ着くことができます。

  • 徒歩や車でも、石清水八幡宮へ行くことが可能
  • 徒歩で行く場合はそこそこ歩き、山でもあるため、人によってはそれなりに疲れる
  • 車で行く場合は、駐車場があるのでそこに停車可能

石清水八幡宮は規模的には広めの神社で摂社末社が多く、本殿の後ろにいくつかの摂社末社が並んでいます。面白いのが男性用・女性用と分かれている摂社末社があり、よく読まないと逆の性別でお参りしている人もいます。

  • 石清水八幡宮は七五三のお参りに来る人が多い
  • 石清水八幡宮でも七五三用のフォトコーナーの様なものがある

岩清水八幡宮の歴史

石清水八幡宮の起源は、石清水八幡宮のある辺りが平安京の裏鬼門(南西)に当たるため、860年(貞観2年)、清和天皇の命によって社殿が建立されました。

  • 鬼門(北東)に位置する比叡山延暦寺とともに、王城鎮護の役目を負っている
  • 大分の宇佐八幡宮、福岡の筥崎宮(もしくは神奈川の鶴岡八幡宮)と並び日本三代八幡宮の1つにも数えられる
  • 男山山頂に鎮座していることから旧称は「男山八幡宮」とも呼ばれていた
  • 徒然草「仁和寺にある法師」の舞台としても知られている

石清水八幡宮には主祭神は、誉田別尊、比咩大神様、息長帯比賣命という3人の神様をお祀りしていて、この3人の神様は八幡三所大神、八幡大神とも呼ばれています。

岩清水八幡宮は、天皇や皇族などの信仰も厚く天皇、上皇、法王の行幸行啓は250回以上と言われています。

  • 源氏からは武人の守護神として信仰された
  • 足利氏、武田氏、徳川氏などが氏神としてあがめた
  • 足利・武田・徳川・その他からも武神、弓矢神、必勝の神とされた

現在、八幡宮・八幡神社は全国に約15,000社あるといわれるほど普及しており、稲荷神社と合わせると全国の神社の3〜4割を占める比率になります。その中でも大きな神社が石清水八幡宮となります。

  • 全国の神社10万社
  • 稲荷神社2万社
  • 八幡神社15,000社

御祭神

石清水八幡宮には三神が祀られています。八幡三所大神様いわれ、本殿の三方に位置するようになっています。西御前の比咩大神は三神が一組で祀られています。

西御前 比咩大神

比咩大神(ひめおおかみ)は宗像三女神で、多紀理毘売命(たぎりびめ)、市寸島姫命(いちきしまひめ)、多岐津比売命(たぎつひめ)の3柱を指します。

  • 多紀理毘賣命(たぎりびめのみこと)
  • 市寸島姫命(いちきしまひめのみこと)
  • 多岐津比賣命(たぎつひめのみこと)

東御前 神功皇后

神功皇后(じんぐうこうごう)は妊娠中に戦場に出て、その後無事に応神天皇を出産されたことから神功皇后は安産の神様としても信仰を集めています。

  • 神功皇后は、仲哀天皇の皇后
  • 石清水八幡宮の神殿中心に祀られている応神天皇の親
  • 『日本書紀』では気長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)と書かれている
  • 『古事記』では息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)と書かれている

中御前 応神天皇

応神天皇(おうじんてんのう)は、誉田別尊(ほんだわけのみこと)ともいいます。大分県宇佐市の宇佐八幡宮に現れた子が、自分は応神天皇であり、護国霊威身神大自在菩薩と名乗ったと言われていて、八幡宮の主祭神となりました。

  • 誉田別命は第15代応神天皇の本名
  • 神功皇后の息子で武運の神といわれた
  • 「応神天皇」 = 「誉田別尊」 = 「八幡さま」という事で全て同一人物(神)とされている

石清水八幡宮は多くの武士が関わっている

石清水八幡宮の御神木

八幡信仰がどのように普及していったのかを解説します。武運の神として知られる石清水八幡宮は、多くの武士、武将たちが参拝に訪れました。

大分県宇佐市の宇佐八幡宮に現れた子が、自分は応神天皇であり、護国霊威身神大自在菩薩と名乗ったと言われていて、八幡宮の主祭神となりました。八幡さまは弓矢・武道の神なので、武士からの信仰を集めていました。

  • 源義家が八幡太郎と名乗った
  • 源頼朝などが鎌倉に鶴岡八幡宮を建てる
  • 足利尊氏は社殿の造営にも関わった
  • 織田信長や豊臣秀吉は所領を寄進
  • 徳川家康、家光は社殿の修繕を行った

清和天皇により社殿が建立されているのも、源頼朝など、清和源氏の系統として強く信仰が続いていたと考えられています。

八幡宮が全国に広がった歴史の流れ

石清水八幡宮の猫

八幡宮は全国にありますが、その根本社となるのが大分県の宇佐八幡宮です。

九州の宇佐氏が祀った氏神が八幡の神と呼ばれるようになったのが由来です。八幡の意味は船に旗をたくさん掲げる様子を表していて、元々は宇佐氏が祀った海神であることもあり、海由来の神が元になっています。

そこからは下記の通り。

  • 宇佐の神が応神天皇であると名乗ったことから、八幡=応神天皇という認識になった
  • このような経緯で、八幡宮の八幡とは応神天皇であり、八幡さまとも呼ばれている
  • その後、仏教の普及もあり、平安時代に八幡宮と仏教が神仏習合する
  • その結果、八幡と仏教が合わさり、八幡大菩薩となった
  • 実はこれが日本で最初の神仏習合神とも言われる
  • 源義家が石清水八幡宮で元服し八幡太郎と称され活躍
  • さらに源頼朝も鎌倉の八幡宮を本拠地としたこと
  • これらにより八幡信仰が源氏では強く、頼朝が武家政権を確立した事で源氏から武士へと八幡信仰が広まる
  • 武家政権へと時代が変わるとともに八幡宮は全国へ広まった

源義家(八幡太郎)

石清水八幡宮のもみじ

源義家(みなもとのよしいえ)は平安時代の武士で、白河天皇が石清水八幡宮行幸の際に護衛をしています。また、前九年の役と後三年の役で活躍した人物。そして子孫に源頼朝や足利尊氏など、歴史の重要人物がいます。

  • 源義家は石清水八幡宮で元服し、八幡太郎と呼ばれた
  • 白河天皇が白河法皇になった際に、院昇殿を許された
  • 源義家は、日本で最初に納豆を食べた(作った)人物
  • 後三年の役で東北地方に出征した際、煮込んだ大豆を藁に詰めて出陣
  • 戦が終わった後に見てみると腐って納豆になっていた

岩清水八幡宮の見どころ

石清水八幡宮 祝国宝のノボリ

2016年(平成28年)、本殿や東門、楼門、回廊などが国宝に認定されました。

  • 南総門と社殿
    社殿は楼門、舞殿、幣殿、本殿からなります。徳川家光の寄進で、本殿は八幡造り御本殿と呼ばれます。桃山文化の特徴がある
  • 回廊
    石清水八幡宮は内殿と外殿があり、それらを繋いでいるのが廻廊。豊臣秀吉が改修した当時は金箔がはられていた
  • 鬼門封じの石垣
    北東は丑寅の方角と言われ、陰陽道では鬼が出入りする方角であるとし「鬼門」と呼ばれている。石清水八幡宮では鬼門の方角の石垣の角が切り取られ悪さをする鬼を境内に入れないようにという考えからだとか
  • 信長塀
    織田信長が寄進したもので本殿を囲む塀は瓦を積み重ね、土と石灰で練り固められ燃えにくい構造になっている
  • 一ッ石
    社殿南側、三の鳥居の近くにある石で「勝負石」・「五ッ石」・「お百度石」などの複数の呼ばれ方がある。

石清水祭

毎年9月15日に行われる例祭。葵祭、春日祭と並んで三大勅祭と呼ばれています。始まりは863年、清和天皇の頃だったとされていて、「生きとし生けるもの」すべてものの平安や幸福を祈るこの祭りでは、生きている魚や鳥たちが自然へと放たれます。

石清水八幡宮へのアクセス

石清水八幡宮(男山)からの眺め

  • 住所:京都府八幡市八幡高坊30
  • 1月1日0:00~
  • 1月2日~1月19日不定
  • 1月20日~3月31日6:30~18:00
  • 4月1日~9月30日5:30~18:30
  • 10月1日~10月31日6:00~18:00
  • 11月1日~12月30日6:30~18:00
  • 12月31日6:30~23:00

開館時間:時期によって異なります。

電車でのアクセス

電車の場合のアクセスは京都駅からJR奈良線に乗り、東福寺駅で京阪本線に乗り換え、八幡市駅で下車し、ケーブルで男山山上駅で下車、徒歩5分。

  • 最寄駅の八幡市駅を降りてすぐ右手の男山ケーブルがある
  • 男山ケーブルを使わない場合は斜め左手に進むと鳥居が見えてくる
  • 車の場合は男山の麓に駐車場がある
  • また、山上にも駐車場がある

男山ケーブル

男山ケーブルの値段は片道200円で、上がる際に往復券を買うこともできます。石清水八幡宮を中心として男山を歩いて行くと、全体的には森林浴ができる様な森が広がっているイメージです。

男山

木々に囲まれた観光や休日を過ごしたい人や野鳥を楽しみたい人にはとても良い場所でしょう。ただ、山上では食事ができる場所はほぼなく、麓まで降りて駅前で店を探すか、となりの駅の淀駅に立ち寄り、京都競馬場で競馬を楽しみながら食事をするなどでも良いと思います。

また、たまに椅子などに座れる場所もあるためそちらで持ってきたお弁当などを食べている人たちも見かけます。ちょっとしたピクニック気分で行くにも良い場所という印象です。

基本的には石清水八幡宮があり、その他は木々に囲まれていて、歩いて行くとたまに小さな神社や旧跡があるというイメージです。なので基本は石清水八幡宮と言う大きな神社があり、それ以外は木々に囲まれた山の中を歩いているという事です。

石清水八幡宮周辺の観光スポット

石清水八幡宮は男山にあるため、男山→石清水八幡宮というように観光できます。男山自体が広いのでそれなりに時間がかかるでしょう。また、紅葉の名所である善法律寺にも徒歩で行ける距離です。

ちなみに善法律寺みは僧形八幡神の掛け軸があるので、歴史が好きな人には紅葉と共に楽しめる要素が増えるかもしれません。その他、八幡市駅の隣の淀駅には京都競馬場や與杼神社(よどじんじゃ)があります。

  • 石清水八幡宮のある男山全体が桜の名所として知られている
  • 木津川を挟んだ向かい側にも、背割堤という桜の名所がある
  • 周辺には、飛行神社、善法津寺、正法寺、八角堂、松花堂庭園など観光スポットが多くある

桜や紅葉の時期は景色を楽しみながら散策することができるエリアです。

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