ガーデンミュージアム比叡は山の上にある植物園

03. 京都の観光スポット

ガーデンミュージアム比叡とは

ガーデンミュージアム比叡は、標高840メートルの比叡山山頂にある庭園美術館です。

一言で言えば、絵がある植物園という感じでしょう。

そのガーデンミュージアム比叡はフランスの設計士によって2001年にオープンしました。

園内には、1500種10万株の花やハーブが咲き誇り、印象画家のモネ、ゴッホ、ルノワールなどの作品45枚が陶板画として展示されているオシャレな植物園です。


園内はわりと広く、6つの庭に分かれていて、カフェとお土産屋が1件ずつあります。
また、足湯もあるので、のんびりとくつろげる観光スポットになっています。

デートやファミリーなどが多いですが、観光客自体の来場数はわりと少なめな日が多く、園内も快適に回れる日が多いでしょう。

フランス人の設計士がデザインしただけあって、各所にヨーロッパの雰囲気が漂い、とてもおしゃれでゆっくりとした時間を楽しむことができます。

そのような雰囲気からか、映画「ぼくは明日、昨日の君とデートする」のロケ地としても使用されています。

ガーデンミュージアム比叡見どころ

ガーデンミュージアム比叡の入り口ゲートは2か所にあります。
1つは叡山ロープーウェイ前のローズゲート、もう1つは比叡山山頂バス停前のプロヴァンスゲートです。

比叡ロープーウェイゲートはロープーウェイで来場する人に便利です。
ケーブルカーからロープウェイへ乗り、ガーデンミュージアム比叡に着くので、ちょっと変わった体験ができるところが魅力の一つです。

デートなどにも良い刺激になりますが、高所恐怖症の人には厳しいかもしれません。
揺れもほぼない事や時間にしてもそれほど長く乗らないので一般の人からすれば大した事はないものですが、高い場所から山々や街を見下ろせる事、そして地面が遠い事などがちょっとした刺激になりますね。

プロヴァンスゲートは駐車場を利用する人に便利です。
公共交通を利用して来園した場合、割引もあるので事前確認してください。

ローズガーデン

ローズゲートから入ると初めにある庭です。
様々な種類のバラがあるので、6月中旬から10月頃まで途切れることなくバラを鑑賞することができます。

少し進んだところに花の足湯「フロレアル」があります。
バラの香りが広がる足湯に浸かりながら、ローズガーデンと京都市内の眺望、雄大な琵琶湖を眺めることができるとても贅沢な場所です。
利用料金はタオル付きで200円です。

CAFE

足湯を過ぎるとCAFEがあります。
建物はパリを感じさせるような雰囲気。

オシャレな店内には絵画が飾られ、窓が大きいので店内からでも景色を楽しむことができます。

テラス席もあるので、お天気の良い日はそちらもおすすめですね。
お食事をしながら美しい景色を眺めることができます。

カレーやハンバーグなどお食事からドリンク、アイスクリーム、ケーキなど喫茶メニューもありますが、その中でもラングドシャをコーンにしたソフトクリームは濃厚で美味しいのでおすすめです。

花の庭

この庭はライラック、アイリス、ダリア、ひまわり、ゼラニウムなどガーデンミュージアムの中でも色々な種類の花を植えてある場所です。

花のトンネルもあり、可愛らしい雰囲気があります。絵画は花を描いた作品を多く展示しています。

SHOP

SHOPでは、ミュージアムグッズ、ハーブ、アロマ、ガーデニンググッズ、フランス雑貨などを販売しています。また、アロマ石けん作り、押し花キーホルダー、調香体験などクラフト教室も行なっているのでぜひ参加してみてください。どれも2〜30分で体験できます。旅の思い出作りにもいいですね。開催時間は土日祝日の12時~と14時~ です。

藤の丘

ガーデンミュージアムのほぼ中央にある庭です。
春にはチューリップ、夏にはヒマワリやコスモスと馴染みのある季節の花が植えられています。

こもれびの庭

大きなシャクナゲがたくさん咲く道があります。
そしてちょっとした森のような場所な道がありすぐに戻ってくるような小さな庭です。

睡蓮の庭

睡蓮の庭は、藤の丘の隣にある庭で、池を中心に花や魚などを見ながら歩ける造りになっています。

藤の丘や睡蓮の庭など、この辺りに来ると日陰になる場所が少ないので、日焼けや暑さを気にする人は帽子や日傘を持っていくと重宝します。

プラタナス広場

多くの絵画と花を鑑賞できる場所です。
景色も良くホトトギスなどの鳥の鳴き声も聞こえる気持ちの良い場所です。

香りの庭

たくさんの花が足元に咲いている庭です。見晴らしがいい場所なので、遠くまで景色が見えるほか、自動販売機などがあり、喉が渇いた人には良い場所です。

ガーデンミュージアム周辺

比叡山内シャトルバスを利用して、比叡山延暦寺へ行くことができます。
ガーデンミュージアムからは延暦寺へ続くハイキングコースもありますが、舗装されていない道を30〜40分歩くことになります。

お食事

ロテル・ド・比叡
比叡山山頂にあるホテルのレストランです。
おしゃれで贅沢な雰囲気を味わえます。

住所:京都市左京区比叡山一本杉

ガーデンミュージアム比叡へのアクセス

住所:京都府京都市左京区修学院尺羅ケ谷四明ケ嶽4

営業時間:4月中旬~12月上旬/10:00~17:30、7月下旬~8月下旬の土日祝と盆期間中/10:00~20:45、11月の土曜/10:00~19:30
定休日:12月3日~4月20日

行き方1

JR京都駅・京阪電車三条駅・出町柳駅からバスのいずれかでバスに乗り「比叡山頂」下車。

行き方2

JR比叡山坂本駅→京阪電車坂本駅→徒歩やバス→坂本ケーブル→バスで「比叡山頂」で下車。

行き方3 ケーブル八瀬駅から

京都駅→東福寺駅→出町柳駅→叡山電車に乗り換え→八瀬比叡山口から徒歩数分→ケーブル八瀬からケーブルカーに乗り、その後ロープウェイに乗ると到着します。

いくつか行き方がありますが、ケーブルカーやロープウェイに乗るのも楽しみの一つと感じられる人は、行き方3がおすすめです。

ケーブルカーは急な坂をゆっくり上がっていく感じで、電車とは違うので新鮮です。観光の際に違った体験をするのも良い思い出になると思います。

それほど長く乗っているわけではありませんが、上がりながら山の木々を見たり、たまにケーブルカーが対向車として上り下りしてすれ違うなどがあります。

ケーブルカーが終わるとそこからロープウェイに乗り継ぐ事になりますが、その前にちょっとした遊びができる場所があります。かわらけ投げといって、お皿のようなかわらけ(土器)に厄除けや願い事を書いてを山の方へ投げ、投げた土器が輪をくぐると幸運がくるというもの。土器は自然へ還る素材で作られており、山の下には人もいない?ようなので輪をくぐらせるように投げてみてはいかがでしょう。

ロープウェイはロープに吊られた乗り物に乗って山を上がっていくのでやや怖さを感じる人もいるかもしれませんが、大して揺れるわけでもなくゆっくり上がっていくため景色を眺めて楽しむこともできます。ただ、乗り物内は狭いので景色が見える場所に立たないと見えにくくなります。

ロープウェイが上まで到着したら、少し歩くとガーデンミュージアム比叡の入り口になります。帰りのロープウェイの時刻などが掲示されているので、覚えておくと帰りもスムーズにロープウェイに乗ることができます。

以上がガーデンミュージアム比叡に行くケーブル八瀬駅からのケーブルカーとロープウェイ、かわらけ投げでした。ガーデンミュージアム比叡は時期によって咲く花が違うのと、紅葉シーズンには夜もやっている期間もあるようなので、興味がある人はチェックしてみてください。

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