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お寺

野仏庵はお茶も飲める紅葉の有名な穴場スポット

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野仏庵は、京都市左京区一乗寺にある寺院です。上田堪庵によって創立され、かつては別荘として使われていましたが、現在は宗教法人悟心会が所有しています。

上田堪庵とは


上田堪庵は、南禅寺の湯豆腐老舗「順正」創業者で、茶人、数寄者でもあり、古美術収集家でもありました。昭和33年(1958年)京都国立博物館に茶室「堪庵」を寄贈し、昭和53年(1978年)、茶道黌会を設立した人物です。

野仏庵の見どころ

正門

入口の門はよし葺きの雰囲気のある門です。この門は西園寺公望公にゆかりのある門なのだそうです。掲げられた「野仏」の二大字は、南禅寺管長 勝平宗徹師の筆によるものです。そして正門の両脇には狛犬ではなく羊の石像が置かれています。

西園寺公望は、公家・徳大寺公純の息子で西園寺家の跡取りです。1868年王政復古で参与し、戊辰戦争では、山陰道鎮撫総督などとして従軍しました。1881年には参事院に入りし、明治39年(1906年)のは内閣総理大臣に就任し、第1次内閣を発足、明治44年(1911年)には第2次内閣を発足させました。

一乗寺降魔不動明王

正門の東に隣接したところに祀られています。降魔不動明王座像は一瞬にして諸悪や悩みの根源を焼き尽くして救済すると言われています。

野仏


正門から入り、進んで行くと通路のつき当たりにどっしりとした野仏様が座っています。そこだけでなく野仏庵は色々な所に野仏様がいらっしゃり、その数は100を超えるそうです。

陶庵席

二帖中板という古い形式で作られたもので、門と同じく西園寺公望公の丹波須知村から移築したものだそうです。陶庵という名前も西園寺公望の雅号にちなんで名付けられたとのこと。

主屋

主屋は、大阪淀にあった庄屋の旧邸を移築したものです。紅葉の季節には色付いたモミジを見ることもできます。座敷には詩仙堂の石川丈山の書や、松永安左衛門による歌、上田堪庵による富士山の絵が飾られています。

石川丈山は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての武将であり文人です。わずか33歳で武士の世界を退き、58歳で隠遁生活に入りました。江戸初期の漢詩の代表的な人物です。

松永安左衛門は、「電力王」「電力の鬼」と言われた日本の財界人です。

庭園

主屋から見える庭園は東山を借景とした落ち着いた印象のある庭園で、約200体の石仏が点在しています。

茶席、雨月席

上田秋成ゆかりの茶席の茶席で、元々は南禅寺の西に建っていたものをこちらへ移築したそうです。この茶席からは京都市内を一望することができ、とても見晴らしの良い場所です。上田秋成は、江戸時代の文人で、茶人、国学者です。雨月物語が有名です。

茶席、幽扉席

兵庫県芦屋市から移建されたものです。茅葺の屋根には白い貝殻が点々と付いていますが、これは鳥が屋根をつつくのを防止するために付けられているそうです。中は、武者小路千家好みの茶席が二席あり、広間と小間に分かれています。

瓦が埋め込まれた歩道

茶席の前には模様のある歩道があります。この模様は瓦を埋め込んだもので、茶席の待合として使用されていた場所なのだとか。瓦の模様が地面や野仏庵の風景と合間って、風情が感じられるのが特徴です。

講堂

講堂には演壇正面に金銅山王(比叡山)神本地懸尊(重要文化財)が祀られています。写経、茶道黌会の講義や演習などに用いられています。

階段を降りて行くと竹林があります。野仏庵は静かな場所ですが、竹林に近ずく人の気配がし始めます。それはこの竹林が圓光寺の竹林だからです。

野仏庵を含むおすすめルート

野仏庵は、石川丈山の手がけた庭園で有名な詩仙堂のすぐ側にありますが、観光客のほとんどが詩仙堂を訪ねて帰ってしまうので、その先にある野仏庵まで訪れる人は少なく、他の観光スポットが人で溢れる紅葉の時期でも、ゆっくりとした時間を過ごせます。

敷地内は山なりに回遊する庭園となっていて、多くの石仏といくつかの茶室があります。門が開いて、中を見ることができるのは、水曜日と土曜日の日曜日です。

野仏庵の紅葉

野仏庵は紅葉が見事なスポットの一つです。紅葉の名所である詩仙堂・圓光寺から目と鼻の先にある割に人が少ない穴場になっています。ただし、以前は観光客が大量に来ていたんだとか。静かに紅葉を楽しみたい人にはおすすめの紅葉スポットです。

野仏庵を含むおすすめ観光ルート

一乗寺駅 → 詩仙堂 → 八大神社 → 野仏庵 → 圓光寺

ここまでがオススメの基本ルートです。八大神社以外は庭を見る事ができ、のんびりした気分で和の風情を楽しめます。そして紅葉の時期には八大神社以外はどれも見事な紅葉を見る事ができるので、「秋の京都最高!」と思って思えるルートです。

その上で、金福寺へ行くか、狸谷山不動院へ行くか。もしくは、曼殊院 → 桂離宮 → 赤山禅院 へ行く事もできます。これは皆別方向になるため、どれかを選ぶ形になると思います。

各お寺のページを参考にして、行きたい場所を絞っていくのがいいでしょう。

詩仙堂

詩仙堂は野仏庵から徒歩数十秒ほどの距離にある石川丈山ゆかりの庭園です。紅葉時には見事な庭を屋内外から見る事ができるので、人気のスポットになります。混雑するので注意しましょう。

圓光寺

圓光寺は野仏庵から徒歩5分程度の場所にあります。紅葉の絶景スポットで、この周辺では最も混む場所ですが、紅葉以外ではそこまでそこまで混まず余裕を持って巡る事ができるお寺です。紅葉以外でも青紅葉が綺麗で、高い場所から辺り一帯を見渡せる見晴らしの良い観光スポットでもあり、おすすめのスポットの一つです。

狸谷山不動院

狸谷山不動院は野仏庵から出て左手の坂を上がって行くとあります。坂の途中に紅葉がありますが境内は紅葉スポットとは言えない程度の紅葉です。また、坂を上がった後、長い階段を上がるので、お疲れの場合は別のスポットを検討するのが良いかもしれません。逆に、人気が少ない場所い場合はおすすめです。

曼殊院門跡

曼殊院門跡は野仏庵から圓光寺側に進み、さらに歩いて行くとあります。小さなお寺で屋内拝観で庭や展示物を楽しめるスポットになっています。また、外周も美しく、新緑の時期の青紅葉や秋の紅葉では曼殊院の内外を楽しめ、そこから徒歩で修学院離宮→赤山禅院などにも行けます。

金福寺

金福寺は野仏庵から徒歩10分程度の場所にあります。その途中に本願寺北山別院というお寺もありますが、見どころは少なめ。金福寺は庭とやや高くなった丘に与謝蕪村などのお墓がある造りで、紅葉も素朴に映えるスポットになっています。圓光寺や詩仙堂と比べると人は少なめなので、ゆったりと楽しむ事ができるでしょう。

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