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崇道神社(京都)の歴史と見どころをわかりやすく解説

2019/03/07
 
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京都に住みつつ、観光スポットを100ヵ所以上巡ってみました。同じ場所にも何度も行ったり、鴨川でのんびりしたりと京都を満喫。歴史や神社・お寺や日本の知識なども加えて、観光に役立つわかりやすい情報をご提供できればと思います。

崇道神社は蓮華寺から徒歩数分にある大きな神社ですが観光向きというよりは人が少ない静かな神社です。鳥居から直線上に長く伸び木々に囲まれた参道を歩いて行くと、静かな森に入ったような雰囲気が味わえます。遣隋使で有名な小野妹子ゆかりの神社であり、日本三大怨霊と言われる崇道天皇を祀っているなど、歴史好きや一人旅など、静かに神社を楽しみたい人には良いスポットとなるでしょう。

1. 崇道神社の歴史

崇道神社の鳥居

歴史1. 早良親王(崇道天皇)と藤原種継暗殺の濡れ衣

崇道神社の石と苔

崇道神社は、高野御霊という別称でも呼ばれる神社です。主祭神は、早良親王(崇道天皇)で社格は、村社です。
創建、変遷の詳細は不明ですが、創建には諸説あり、785年(延暦4年)9月長岡京造宮使であった藤原種継が暗殺された事件の濡れ衣により廃太子されたまま死亡した早良親王(崇道天皇)の霊を慰めるため貞観年間(859年〜877年)に創建されたという説や、863年(貞観5年)に神泉苑での御霊会で、崇道天皇ら6人の御霊が祀られた後、崇道神社が創建されたという説があります。

歴史2. 高野神社や小野神社の合祀により崇道神社となる

崇道神社の建物

鎌倉時代から室町時代にかけて、周辺の廃社を合祀し、高野郷総社となり、江戸時代には、高野村の産土神として祀られました。
崇道神社の周辺は、遣隋使を排出した小野一族の里でもあり、1613年(慶長18年)には山中の古い墓の石室より小野毛人の墓誌(位牌)が発見されています。1915年(大正4年)に近隣にあった式内社とされる出雲高野神社、伊多太神社、小野神社のが合祀されました。
 

2. 崇道神社がわかる2人の人物

崇道神社の関連人物2名を知ると崇道神社の歴史がわかります。2名とは崇徳神社の祭神とされている早良親王と、小野妹子の子である小野毛人(おののえみし)です。この2名と崇道神社の関連を見ていくと、何も知らないより観光が面白くなるでしょう。

人物1. 早良親王(750年〜785年)

崇道神社の木々

崇道神社は早良親王(さわらしんのう)を祀る神社です。早良親王は奈良末期から平安初期に存在した皇族で、光仁天皇・高野新笠(たかのにいがさ)の子であり、桓武天皇の実弟で、後に崇徳天皇・崇徳上皇になりなる人物です。

かなり不幸な人物なので、日本三大怨霊に数えられる事もあり、いくつかの逸話が残っています。早良親王は761年(天平宝字5年)に出家して、東大寺に住みましたが、781年(天応元年)兄の桓武天皇の即位により、還俗し立太子になりました。

しかし、785年(延暦4年)9月に長岡京造宮使であった藤原種継が暗殺された事件の濡れ衣により廃太子され、藤原種継暗殺事件が起き、その首謀者として逮捕されます。 乙訓寺に幽閉され、舌を噛み切って血で写本に文字を書いたり、淡路に流される途中で無実を主張し絶食死するなど、強烈な逸話が残っています。

崇道神社の摂社・末社

この早良親王の死後、桓武天皇の近親者に死者が続き、都に悪疫が流行るなどし、早良親王の祟りだという話が噂されました。そのため、早良親王に崇徳天皇という追号を送り、墓を矢島陵へ改葬するなどして早良親王の怨霊を鎮めようとしたと言われています。

このような経緯で日本三大怨霊と言われるほど有名になりましたが、他の逸話では守護神として崇めた武将に成果をもたらしたり、小倉百人一首に崇徳院として和歌が載っているなど、明るい側面の逸話もあります。

崇道神社の木と苔

崇道神社は崇徳天皇のみを祭神として祀っていますが、その他、藤森神社と上御霊神社、安井金比羅宮にも崇徳天皇が祀られています。

特に崇道神社と同じ京都にある安井金比羅宮は崇徳天皇は怨霊関連に合うような強烈な絵馬が書かれがちな場所で、お札で埋め尽くされた岩を潜るなどミステリースポットやパワースポット的な要素があります。その周辺の六道珍皇寺や六波羅蜜寺なども冥界への入口があると言われるなど面白い伝承が残されています。

ちなみに六道珍皇寺は小野篁(おののたかむら)ゆかりのお寺ですが、この小野篁は次に紹介する小野毛人の家系であり、小野一族として繋がっているのです。小野小町ゆかりのお寺は随心院で、こちらも京都にあります。

人物2. 小野毛人(おののえみし)

崇道神社の境内の紅葉

天武朝の官僚であった小野毛人(おののえみし)は飛鳥時代に天武天皇の朝廷で活躍した人物で、日本初の遣隋使・小野妹子(おののいもこ)の子です。

天武天皇とは天智天皇(中大兄皇子)の死後に、壬申の乱(672年)で大友皇子(弘文天皇)を倒し天皇になった人物です。

この天武天皇政権で活躍した小野毛人と崇道神社の関係は、慶長18年(1613年)に崇道神社境内の山腹の墓から墓誌が発見されたことから、小野毛人を埋葬したということが明らかになったということ。墓誌は国宝に指定され、京都国立博物館に保管されています。

崇道神社の境内

小野妹子の子が小野毛人であり、この小野一族ゆかりの地が崇道神社周辺です。そして小野一族は小野篁や、その子である小野道風、そして篁の孫であり藤原純友の乱の鎮圧にあたった小野好古、そして三十六歌仙であり世界三大美女と言われる小野小町など、歴史上で有名な人物が子孫として繋がっているのです。

3. 崇道神社の見どころ

崇道神社の五味藤九郎の碑

見所1. 金銅小野毛人墓誌

国宝に指定され、現在は京都国立博物館に所蔵されています。奈良時代の墓誌で、鋳銅製で鍍金が施されています。長さ58.9cm、幅5.9cmで、文字は両面に刻まれ「小野毛人朝臣之墓」と記されています。墓誌の碑文によると、天武朝の元で太政官をつとめ、刑部大卿を兼務しており、冠位は大錦上であったということです。

見所2. 小野毛人墓

遣隋使である小野妹子の子、小野毛人のお墓とされ、京都市指定史跡に指定されています。石板で作られた幅1m、長さ2.5m、高さ1mの石室です。

見所3. 伊多太神社

上高野の最古の神社で、この地の氏神として崇敬されました。祭神は伊多太大神です。907年(延喜7年)に式内社となり、近世以降は学問の神としても信仰を集めています。応仁の乱の兵火により焼失してしまいましたが、1883年(明治16年)に再興され、1908年(明治41年)に崇道神社に合祀されました。

見所4. 出雲高野神社

祭神は玉依姫命です。廃社した出雲高野神社の詳細は不明ですが、1915年(大正4年)に崇道神社境内に再建されました。崇道神社には摂社や末社が多くあります。摂社や末社というのは、その神社(本社)の境内にある付属している神社です。本社>摂社>末社の順に格式があります。

見所5. 小野神社

祭神は小野妹子と小野毛人です。小野一族をお祀りしていて、小野毛人の墓があります。現在の神社は1971年(昭和46年)に再建されたものです。

4. 崇道神社の祭事

祭事1. 宵宮祭(伊多太神社)5月4日

本社より鞍に榊を立てた神馬が高野川向の里堂に神霊を迎える「みこし遷し」が行われます。

祭事2. 例祭神幸祭(伊多太神社)5月5日

神輿は上高野の氏子区域を巡行し、御旅所(おかいらの森)で神事を行い本社に還幸します。古くは、神輿の巡行は定められておらず、神意のままに渡御していたといわれ、神意に背くと神輿が重くなり、動かなくなったといわれています。

崇道神社の年間イベント基本情報
6月30日 花摘祭
9月 9日 多太神社例祭
10月17日 眞榊祭・神忌祭・小野神社例祭
11月23日 新嘗祭新穀感謝祭
12月 5日 小野毛人墓前祭・御火焚祭
毎月 1日 月次祭

5. 崇道神社へのアクセス

崇道神社の手水舎

  • 住所:左京区上高野西明寺山町34
  • 拝観:無料
  • 電車:叡山電車「三宅八幡駅」下車、徒歩約15分
  • バス:京都バス「上橋」下車、徒歩約1分

6. 崇道神社の周辺の観光スポット

八瀬駅周辺のスポット

崇道神社は市街地から少し離れているため、周辺には観光スポットはあまりありません。この周辺での散策ルートとしては、2ルートあります。

崇道神社から蓮華寺、三宅八幡宮に向かうルートと、瑠璃光院や比叡山、三千院などがある大原へ向かうルートがあります。徒歩圏内としては蓮華寺や三宅八幡宮、瑠璃光院やガーデンミュージアム比叡などがあります。また、バスやタクシーに乗れば大原に行くこともできます。

おすすめルートとしては、三宅八幡駅→蓮華寺→崇道神社→瑠璃光院→八瀬の小道→ガーデンミュージアム比叡です。

徒歩で行ける距離であり、ガーデンミュージアム比叡はケーブルカーやロープウェイに乗って山の上にある植物園を楽しめ、さらに行きたければ比叡山延暦寺にも行けるルートになっています。

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京都に住みつつ、観光スポットを100ヵ所以上巡ってみました。同じ場所にも何度も行ったり、鴨川でのんびりしたりと京都を満喫。歴史や神社・お寺や日本の知識なども加えて、観光に役立つわかりやすい情報をご提供できればと思います。

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