錦天満宮の歴史と菅原道真
京都観光で観光スポットが集まる四条通り周辺にあるのが錦天満宮です。飲食店やお土産屋、そしてお寺などが徒歩圏内にありいくつも観光スポットやお店をハシゴできます。このページでは錦天満宮や菅原道真、そして周辺の様子について解説していきます。
錦天満宮は錦市場の端にある小さな神社です。京都・四条通りの横から入ったアーケード街の中に突然神社が建っているので興味を惹かれる人も多いと思います。天満宮の一つなので牛の像がある菅原道真を祀る神社です。
錦天満宮の鳥居がビルを貫通している理由
この錦天満宮の鳥居はアーケード街の中にありますが、手前の鳥居は建物に刺さる形で建っています。これは元々鳥居があり、その横に平屋がありましたが、のちにその平屋がビルになったため、鳥居に配慮してビルを貫通する形でビルを建てるようにしたからとのこと。
菅原道真とは
天満宮は菅原道真を祀る神社で、全国各地にあります。菅原道真は、学問の神様として祀られ、祖父・父と続く学者の家系であったこともあり、頭が良く、難関な試験を全て一発合格し、右大臣人にまで出世しました。
しかし、政治の世界で当時の権力者であった藤原氏と敵対し、策略にはまり左遷され後悔しながら死にます。
この後に、菅原道真をおとし入れた藤原時平や、その加担者が次々に死んでいきます。ずっと天変地異が続き、雨乞いをしたところ落雷が起き、藤原氏数名に直撃して死ぬなど、菅原道真の祟りとして恐れられました。
このようにして道真の怨霊を鎮めるために北野天満宮を中心に、錦天満宮などの天満宮や天神社を日本全国に作っていき、現在では総数が12000社にもなるといわれている創建の歴史があるのです。その一つが錦天満宮ということです。
寺町通のアーケード街
錦天満宮の左右にも商店街が広がっており、多くのお店やお寺があります。現代的な店が多く普通のアーケード街になっている場所が多くありますが、その中にお寺が点在しているのが京都独特の雰囲気を感じさせてくれます。
錦市場
錦天満宮の正面にあるのが錦市場です。徒歩数十秒圏内にあり、観光系のお店を中心に様々な商品が並んでいる商店街になっているので、飲食・お土産目的で覗いてみると観光を楽しめると思います。