梅宮大社は安産祈願で有名な京都の梅スポット(猫も人気)

梅宮大社の楼門 02. 京都の神社

梅宮大社の鳥居

梅宮大社は、京都府京都市右京区梅津フケノ川町にある神社です。奈良時代(750年ごろ)に橘諸兄の母、橘三千代が橘氏の氏神として祀ったのが起源とされています。その後、平安時代に嵯峨天皇の后檀林皇后が現在の場所に移しました。檀林皇后は子供を授かれずにいましたが、梅宮大社に祈願すると仁明天皇を授ったとされていて、そのことから、梅宮大社は子授け・安産の神として信仰されるようになりました。

梅宮大社の鳥居

1. 梅宮大社の見どころ

見所1-1. 梅宮大社の楼門

梅宮大社の楼門

見所1-2. 見切り石

梅宮大社の見切り石

見所1-3. またげ石

本殿の横に鎮座している2つ並んだ石があります。またぐと子宝に恵まれると言われています。またげ石はご夫婦ご一緒に子授けの祈祷を受けないと案内してもらえませんので、ご注意ください。白砂は、安産のお守りとされています。

見所1-4. 猫

梅宮大社の猫

そして、梅宮大社と言えば、最近では「猫」も有名ですね。知らずに訪れた方はビックリされるかもしれませんが、境内では沢山の猫を見かけます。現在は15匹の猫がいるそうで、お賽銭箱、おみくじ売り場、縁側などでくつろぐ猫の姿が見られます。猫のブロマイドも販売されているので、猫好きにはたまらないスポットかもしれませんね。

梅宮大社の猫

見所1-5. 鷺

梅宮大社の鷺

梅宮大社の境内で時折変な鳴き声が聴こえるかもしれません。上を見上げてみると、鷺(サギ)の巣があるようで、鷺が何羽もとまっている事があります。鷺はかなり大きな鳥なので迫力があります。この種類はアオサギです。

2. 梅宮大社の神苑(庭園)

梅宮大社の庭園

梅宮大社の境内は無料部分の他に有料の庭園があります。この庭園は広く、東神苑、西神苑、北神苑の3つの箇所に分かれています。40種550本の梅花が植えられています。早咲きの冬至梅は12月末から咲き始め、続いて寒紅梅、丹紅、道知辺などが咲き、遅咲きのものは3月下旬に山桜と同じ頃に咲きます。

梅宮大社の庭園

金色の枝の金枝梅や呉服枝重、樹齢100年を超える木や、1本で紅白の花を咲かせる気など珍しいものもあります。また、50種類の椿やラッパ水仙も咲くなど、東神苑、西神苑、北神苑の3つの神苑は季節の花が咲き穏やかな雰囲気を楽しめるスポットになっています。

神苑2-1. 東神苑

梅宮大社の庭園 東神苑

庭園に入ってすぐにあるのが東神苑です。東神苑は咲耶池の周りや橋を渡るなどして中央にある陸地を歩ける造りになっています。そこには梅が植えられているなど、日本らしい雰囲気を感じられる庭園になっています。他にも杜若、花菖蒲、霧島つつじが咲く名所です。池中亭茶室という建物もあり、和の雰囲気を感じられます。

神苑2-2. 北神苑

梅宮大社の庭園

咲耶池を中心とした東神苑を歩いて進むと陸地の北神苑に繋がります。北神苑にも勾玉池という池があり、紫陽花などが植えられています。梅とは季節が違うので、梅雨の時期に行ってみると良いかもしれません。5月下旬~6月下旬には、東神苑から北神苑にかけて60種類500本の紫陽花が咲き誇るところも見事ですし、神苑の周辺には130本の桜の木が植えられていて、開花時期には桜のトンネルができます。

神苑2-3. 西神苑

梅宮大社の庭-西神苑

梅宮大社の庭園は東神苑 → 北神苑 → 西神苑というように繋がっていて、最後にあるのが西神苑です。梅の木が左右に植えられた静かな道を歩く場所になっています。

3. 梅宮大社の季節のイベント

イベント3-1. うめ・うめ祭

梅宮大社の梅

梅宮大社は京都一古い梅の名所と言われています。40種、550本以上の梅の木が植えられていて、2月中旬から3月中旬までは梅の花を楽しむことができます。梅の花が見頃を迎える3月の第1日曜日には、子宝安産を祈願する「梅・産(うめ・うめ)祭」が行われ、お神酒や神苑の梅で作った梅ジュースがふるまわれます。ちなみに梅宮大社のご神花は梅ですが、「梅(うめ)」と「産め(うめ)」を掛けてのことなのだそうです。

イベント3-2. 甘酒祭

梅宮大社のお酒

梅宮大社は酒造りの神様、大山祗神を祀っています。大山祗神は日本で初めてお酒を作ったと伝わることから酒造の神として、酒造家の方からの信仰が厚く、境内には酒樽が奉納されています。毎年2月11日には酒造業の安全繁栄を祈願して、甘酒祭が行われます。

お土産には、招福梅や梅酒

梅が有名な梅宮大社。開運に招福梅を買われる方も多いようです。神社で育てた梅というだけでご利益がありそうですね。梅宮大社では招福梅の大粒、小粒が選べるそうです。一袋500円です。またお酒の神様なので、神社で造った梅酒もあります。そして、梅宮大社は檀林皇后の出身である橘氏は学業に優れた一族だったことから、学業成就のお守りもたくさんあります。学業鉛筆というものまであるので、お子さんへのお土産にもいいですね。

4. 梅宮大社を含むおすすめ観光ルート

梅宮大社の瓦

梅宮大社から15分ほど歩けば松尾大社まで行くことができます。そこから南西に散策すれば、世界遺産である苔寺(西芳寺)や鈴虫寺、竹の寺地蔵院に行くことができます。苔寺の拝観には事前の申込みが必要なのでご注意ください。

また、梅宮大社から松尾大社駅も近いので、松尾大社駅から電車に乗ればすぐに嵐山に到着します。

5. 梅宮大社へのアクセス

梅宮大社の瓦

  • 名称:梅宮大社(うめのみやたいしゃ)
  • 住所:右京区梅津フケノ川町30
  • 電話:075-861-2730
  • 時間:午前9時~午後5時 無休
  • 料金:無料、神苑は有料(大人550円、小中学生350円、6歳以下無料)
  • バス:JR京都駅、四条烏丸より京都市バス「梅宮大社前」下車、徒歩約3分。
  • 電車:阪急電車嵐山線「松尾駅」下車、徒歩約15分

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