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お寺

京都・滝口寺の歴史と、横笛の悲恋や新田義貞にまつわる話

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滝口寺は京都・嵐山の祇王寺横にあるお寺で、三宝院の寺跡を再興したものです。鎌倉近くの江ノ島に龍口寺というお寺がありますが、そちらとは別のお寺です。徒歩1分圏内に祇王寺と檀林寺があるので、観光する際には合わせて行けるスポットでもあります。

滝口寺の歴史

滝口寺は、浄土宗の寺院で、山号は小倉山、御本尊は阿弥陀如来です。創建は平安時代と言われており、法然の弟子である良鎮(りょうちん)によって開創されました。当時は三宝寺と呼ばれ、往生院の子院でした。

良鎮は、浄土宗の開祖である法然の弟子です。山上は念仏道場として栄え、周囲には多くの塔頭があったそうですが、現在残っているのは滝口寺と祇王寺のみです。三宝寺は、応仁の乱で荒廃したものの、江戸時代まで続いていました。しかし明治維新後の廃仏毀釈運動によって廃寺となり、昭和初期に滝口寺として再興されました。


宗派 浄土宗
山号 小倉山
本尊 阿弥陀如来
開基 良鎮(法然の弟子)
旧名 三宝寺

横笛の物語

三宝寺には、悲恋の伝説があります。平家物語に描かれているのは、平安時代末期、御所の警護にあたっていた平重盛の家来斉藤時頼と、平清盛の二女、建礼門院徳子付きの女官、横笛に恋をした話です。二人は想い合う仲になりますが、そのことが、斉藤時頼の父に知られ、叱責を受け出家してしまいます。

横笛は出家した斉藤時頼を訪ねてやってきますが、すでに出家した身であるため追い返してしまうのです。その後横笛は大堰川に身を沈めたとも、出家しで尼僧になったとも言われていますが、まもなく亡くなったそうです。横笛の死を知った齋藤時頼は、修行一筋の生涯を送り、高野の聖と呼ばれるようになりました。

新田義貞と勾当内侍の物語

もう1つ太平記に描かれた悲恋の話があります。新田義貞と勾当内侍の物語です。新田義貞は、後醍醐天皇の鎌倉討幕運動に加わり、その恩賞として、勾当内侍を妻に与えられたと伝えられています。新田義貞は、後醍醐天皇の建武の新政から離反した足利尊氏らを討つため戦地へ向かいますが、越前藤島の戦いで戦死してしまいます。その死を知った勾当内侍は、三条河原で晒し首になった義貞の首を密かに持ち帰り、この地に葬り庵を結んだと伝えられています。

滝口寺の関連人物

良鎮(生不詳〜1182)

平安時代末期の僧で、法然の弟子です。三宝寺を開創しました。

齋藤時頼(生没年不詳)

平安時代の武士で、平重盛に仕えていました。

横笛(生没年不詳)

平清盛の二女・建礼門院徳子付きの女官で、和歌、琴、琵琶に優れていたと伝えられています。

勾当内侍(生没年不詳)

名筆、藤原行成の子孫とされています。16歳で後醍醐天皇の後宮に仕えました。新田義貞が戦死した後出家し尼になりました。

滝口寺の見どころ

本堂

座布団などが敷いてあり、横笛の絵など、滝口寺関連の品が置かれている小さな茅葺屋根の家が本堂です。古民家のようで、風情がある佇まいをしています。紅葉の時期には景観が美しくなります。

木像

本堂に齋藤時頼と横笛の坐像が安置されています。目には水晶が入り、三宝寺の遺仏とされています。

歌碑

齋藤時頼に会えなかった横笛が滝口寺を去る際に、自らの指を切り、血で石に歌を書いたとされるものです。 「山深み思い入りぬる柴の戸のまことの道に我を導け」と書かれています。

新田義貞の首塚

新田義貞の首塚と妻勾当

内侍の供養塔があります。新田義貞の首は足利尊氏に敗れて戦死し、晒し首になっていたものを勾当内侍が盗み出し、この寺に葬ったと伝えられています。

供養塔

齋藤時頼や平家一門の供養塔があります。

滝口寺の基本情報(料金・開閉時間・アクセス・最寄り駅)


住所 右京区嵯峨亀山町10-4
アクセス 市バス、京都バスで嵯峨釈迦堂前下車、徒歩15分
開閉時間 9:00~17:00
料金 大人300円・中高生200円・小人50円

滝口寺の周辺の観光スポット

滝口寺から二尊院、常寂光寺、野宮神社、天龍寺を周るルートがおすすめです。天龍寺までは徒歩で20分程度の距離です。周辺には観光スポットが多く、竹林の道や渡月橋もあり、嵐山の景色を楽しみながら散策することもできます。

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