鞍馬寺は山を歩いて貴船神社に行けるハイキングが可能な寺院

鞍馬寺 01. 京都のお寺

鞍馬寺

鞍馬寺は、1949年(昭和24年)まで天台宗に属していましたが、独立して鞍馬弘教総本山になりました。
山号は鞍馬山、770年(宝亀1年)に鑑真和上の高弟鑑禎上人が毘沙門天を御本尊として奉安したのが起源とされています。

御本尊は寺では尊天と称していて、尊天とは毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊の三身一体の御本尊のことなのだそうです。

鞍馬寺は源義経が幼少でまだ牛若丸と呼ばれていたころに修行をした場所としても知られていて、本殿裏から奥の院への山道に牛若丸の遺跡があります。

鞍馬寺の見どころ

天狗

鞍馬寺といえば天狗が有名です。
伝説では、鞍馬山に天狗が住んでいるといたと言われています。
鞍馬寺の近くにある叡山電鉄鞍馬駅には大きな天狗の像があり、記念撮影のポイントになっています。

ケーブルカーと由岐神社

鞍馬寺の本殿金堂は標高410メートルのところにあり、歩いて行く場合には山道を30分ほど歩くことになります。

ケーブルカーもあるのでそれに乗ることも可能です。
山道を登って行くと由岐神社があります。

由岐神社は縁結び、火難除け安産、縁結びのご利益が頂けるパワースポットとしても有名で、そのパワーの源とされているのが本殿石段の東側にある大杉です。

樹齢約800年、樹高53メートルもあり、市指定の天然記念物にも指定されています。

パワースポット

鞍馬寺はパワースポットとしても有名です。
いくつかあるのでご紹介します。

六芒星形

本堂の前の石畳には六芒星形が描かれています。
六芒星は天と地を正三角形で結ぶという意味と三位一体という意味があります。
中心の三角の石の部分が最もパワーが集中している場所と言われています。

奥の院魔王殿

奥の院へ続く道には、木の根道があります。
硬い地質のため杉の根が地中に潜れず、地表を這うようにして伸びていて、とても歩きにくいので、参拝するときにはスニーカーなど歩きやすい靴が良いです。

この地形を利用して牛若丸が修行したとも言われています。
魔王殿は650万年前に金星から飛来したサナト・クマラ護法魔王尊が降り立った場所とされています。

ここでは、「嫌なもの、邪気を吸い取る力がある」と言われる反面、「人々の邪念が淀んでいる」とも言われてます。

不動堂

伝教大師が刻んだと伝えられる不動明王が安置されている堂です。
牛若丸と鞍馬天狗が出会った場所と伝えられています。
その向かいには源義経を祀る義経堂があります。

観光列車きらら

叡山電鉄鞍馬線に乗られるのであれば、観光列車きららがおすすめです。
窓に向いた席があり、美しい木々を眺めることができます。
紅葉の時期は特に人気が高いので、早めにホームに行って並んでおく方が良いようです。

鞍馬寺御朱印

尊天と書かれた御朱印を頂くことができます。
場所は本殿金堂の中にある納経所です。

鞍馬寺からのおすすめルート

鞍馬寺から貴船神社へ向かうコースがおすすめです。
ハイキングコースとしても人気が高く、所要時間は1時間から2時間ほどです。

鞍馬寺周辺

鞍馬寺の前はお土産屋やお食事処があります。
少し歩くと温泉などもあり、泊まりで楽しめるエリアです。

注意点は鞍馬寺の山を進むと貴船神社のそばに出るので、先にお土産などは買っておくことかもしれません。

くらま温泉

観光の途中で日帰り温泉ができておいしいランチも食べられると人気です。
お食事だけの利用もできますし、入浴とお食事がセットになったプランもあります。

鞍馬寺へのアクセス

住所:左京区鞍馬本町1074
拝観時間:9:00~16:30 (霊宝館は16:00まで)

バスでのアクセス

京都駅から
京都バス17に乗り、出町柳バス停で下車。
出町柳駅から叡山電鉄鞍馬線に乗り、鞍馬駅で下車。

四条河原町から
京都バス16、17に乗り、出町柳バス停で下車します。
出町柳駅から叡山電鉄鞍馬線に乗り、鞍馬駅で下車。

電車でのアクセス


出町柳駅で叡山電鉄に乗り、鞍馬駅で下車。
その後歩いてすぐの場所にあります。

鞍馬寺のケーブルカー

仁王門から本殿金堂に行く方法は徒歩とケーブルカーがあります。

徒歩だと、30分はかかります。
坂も急で、階段もあり楽な道ではありませんが、参道途中の由岐神社に参拝したい方はオススメです。

ケーブルカーに乗ると多宝塔まで行くことができます。
片道100円、往復200円です。

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