本願寺 北山別院の歴史と御聖水がわかる親鸞の生涯

本願寺北山別院の入口 夏 01. 京都のお寺

本願寺北山別院は、圓光寺や詩仙堂と、金福寺の間にあるお寺です。境内は狭く、見どころも少ししかありませんが、紅葉の時期には鐘の横を始め木々の紅葉が見られる場所もあります。

本願寺北山別院の歴史と親鸞

本願寺北山別院の看板

本願寺北山別院の本願寺は西本願寺、北山というのは北山養源寺を指します。入り口に親鸞の名前がある通り、親鸞ゆかりのお寺です。

本願寺北山別院の境内と鐘

父母を亡くした親鸞は9歳で出家し、20年間もの間比叡山で修行します。

比叡山で疑問を持った親鸞は、比叡山から六角堂へ通いつめます。六角堂は親鸞が尊敬する聖徳太子の夢のお告げがあるという噂があったからです。

本願寺北山別院の石碑

本願寺北山別院は親鸞が、比叡山と六角堂を100日参籠します。参籠とは「さんろう」と読み、祈願のために篭る事を言います。

本願寺北山別院の御聖水の看板

その後、聖徳太子の夢のお告げを受け、比叡山を降りることを決意します。参籠の際に親鸞が身を清めた御聖水が湧く井戸があり、その土地に建てられたのが本願寺北山別院という歴史があるわけです。

本願寺北山別院の御聖水

そしてその後、法然を訪ね「どのような人であれ念仏ひとつで救われる」という本願念仏の教えに出会い、法然に弟子入りします。

本願寺北山別院の境内

しかし、法然の弟子の安楽と住蓮が後鳥羽上皇の逆鱗に触れ死罪となり、法然と親鸞は流罪となります。その事件の詳細は安楽寺のページに記載してあります。

その後も親鸞は流刑地で布教を行い、結婚もしながら民衆の支持を得て浄土真宗の開祖となり入滅したのでした。

本願寺北山別院の寺紋

このように親鸞が比叡山を降りる際に身を清めた御聖水の地にあるのが本願寺北山別院ということです。

その他の情報

本願寺北山別院の本殿

その後本堂を移転したり、火災で建て直されたりし、現在に至ります。

本願寺北山別院の大正天皇御手植

大正天皇がお手植えしたという木があります。

本願寺北山別院へのアクセス

本願寺北山別院からの町の眺め

  • 京都市左京区一乗寺薬師堂町29
  • 叡山一乗寺駅から徒歩約10分
  • 市バス「一乗寺下り松町」から徒歩約7分

本願寺北山別院の紅葉と周辺のスポット

本願寺北山別院周辺には徒歩でいけるお寺や神社が多くあります。紅葉が美しいスポットが多く、秋には観光の人気スポットになるお寺もあります。

一乗寺にある社寺を一覧でまとめましたので、本願寺北山別院や一乗寺を観光する際は参考にしてください。

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